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2022年12月08日
助成金

2022年度 中途採用等支援助成金とは?(中途採用拡大コースについて)

本記事では、2022年度の中途採用等支援助成金(中途採用拡大コース)についてまとめました。

① 中途採用拡大コースとは?

中途採用者の雇用管理制度を整備し、中途採用の拡大を図った場合に助成します。また、一定期間後に生産性が向上した場合には追加の助成があります。

中途採用拡大助成 中途採用者の雇用管理制度を整備し、中途採用の拡大(中途採用率の拡大または45歳以上の方の初採用)を図る事業主に対する助成
生産性向上助成 中途採用拡大助成の支給を受けた事業主のうち、一定期間経過後に生産性が向上した事業主に対する助成

② 支給対象者 

受給するためには、1の対象労働者を雇い入れるとともに、2、3の全ての措置をとることが必要です。

1.支給対象者

次の(1)~(5)のいずれにも該当する方
(1)申請事業主に、中途採用により雇い入れられた方
(2)雇用保険の一般被保険者又は高年齢被保険者として雇い入れられた方
(3)期間の定めのない労働者(パートタイム労働者を除きます)として雇い入れられた方
(4)雇入れ日の前日から起算してその日以前1年間において、雇用関係、出向、派遣又は請負により申請事業主の事業所において就労したことがない方
(5)雇入れ日の前日から起算してその日以前1年間において、申請事業主との関係が資本的・経済的・組織的関連性等からみて独立性を認められない事業主に雇用されていた方でないこと

2.次の(1) 、(2)にかかる中途採用計画を作成し、管轄の労働局に届け出ること

(1)中途採用者の雇用管理制度(募集・採用を除く、労働時間・休日、雇用契約期間、評価・処遇制度、福利厚生など)の整備
(2)中途採用の拡大に取り組む期間(中途採用計画期間)(※)内の中途採用の拡大
(※)中途採用率の拡大
図る場合は1年間、45歳以上の方の初採用に取り組むまたは情報公表・中途採用者数の拡大の場合は1年以下で申請事業主が定める期間

3.中途採用計画期間に、次の(1)、(2)または(3)の中途採用の拡大を図ること

(1)中途採用計画期間より前の中途採用率が 60 %未満の事業所が、中途採用計画期間内に支給対象者を2人以上雇い入れ、中途採用率を中途採用計画期間前と比較して 20 ポイント以上向上させること。
(2)中途採用計画期間より前に45歳以上の方を中途採用したことがない事業所が、中途採用計画期間内に45歳以上の方を初めて中途採用したこと。
(3)中途採用計画期間中、中途採用に係る定量及び定性情報を公表した事業所が中途採用計画期間内に支給対象者を10人以上(中小企業事業主は2人以上)雇い入れ、中途採用計画期間前と比較して上回っていること。

③ 受給額

(1)中途採用拡大助成

実施区分 助成率
中途採用率拡大 20ポイント以上向上させた場合 40ポイント以上向上させた場合
50万円 70万円
うちこれまで中途採用を行なったことがない 上記に加えて10万円
45歳以上の方を初採用 1事業所あたり60万円または ※70万円
情報公表・中途採用数拡大
中途採用者数拡大助成 1事業所あたり30万円
定着助成 上記に加えて1事業所あたり20万円

支給申請日において雇入れ日から起算して6か月継続して雇用されている者であって、雇入れ時の年齢が60歳以上 の対象労働者がいる場合は、支給額が70万円となります。

(2)生産性向上助成

事業区分 助成額
中途採用率の拡大 1事業所あたり25万円
45歳以上の方を初採用 1事業所あたり30万円
情報公表・中途採用数拡大  1事業所あたり15万円

④ 申請のながれ

本コースを申請するまでの流れは以下のようになります。

※いずれも要件を満たした場合にのみ支給されます。
※【A 中途採用率の拡大】、【B 45 歳以上の方の初採用】、【C 情報公表・中途採用者数の拡大】では一部要件 や申請に必要な書類等が異なります。詳細は下記の中途採用拡大コースのガイドガイドブックをご確認ください。

(1)受給までのながれ

中途採用等支援助成金  中途採用拡大コース ガイドブックより抜粋

(2)よくあるご質問

⑤ 助成金申請の代行について

当社では、高いスキルを持つ社会保険労務士のご紹介などサポートします。また会社の事情に合わせた、さまざまな助成金の提案なども行うことができますので、助成金の申請に悩まれているご担当者様は申請のながれや申請料など、ぜひお問い合わせください。

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